専光寺の歴史

専光寺の歴史

●開基
寺伝によれば、当寺開基は近江源氏とされ、山科專之助と源光明なる両者の武家が、浄土真宗の寺院である大坂石山本願寺に帰依し、御本尊と寺号を下付される。

●建立
室町幕府の足利将軍時代である天文12年(1543)、桜田門の名称で知られる櫻田村(現在の港区)に一宇を建立したとされる。

●移転
豊臣政権時の慶長元年(1596年)、徳川家康による江戸城築城に伴い当時の敷地が武家地となったため、現在地(虎ノ門)に移転する。

●移転後
其後、いくどの火災に見舞われるが、そのつど復興したとされる。

●近年
第二次世界大戦末期の昭和20年(1945年)に、東京大空襲にて再び焼失したとされる。
ご信徒各位のご信助を得て、昭和33年(1958年)に本堂を、昭和57年(1982年)に書院(客殿)を逐次再建するに至る。

■寺伝の一部

専光寺伝系譜

●12代住職までの記録。

専光寺伝

●西久保とは江戸時代の現在の住所